幕張113系定期運用終了前日(2011年8月)
幕張車両センターの113系は2011年8月末で定期運用終了とアナウンスされていました。
このため8月31日は会社を休んで最後の様子を見送ることにしました。その様子を振り返りたいと思います。
目次
2011年8月31日の運用
最後の113系となったありがとうヘッドマークを掲出した217+116編成は、8月後半は以前紹介した運用を5日単位でローテーションしていました。
しかしこの8月31日の運用は③で、このままでは幕張に戻りません。
ただ朝432Mで8:26に千葉に着いた後、夕方371Mで銚子に向かうまで東千葉の電留線に滞在するため、その間に臨時に車両交換する可能性もなくはないので、朝の列車にお別れ乗車をすることにしました。
432M 成田7:47→千葉8:26
432Mは銚子を6:25に出発し、成田線を経由して8:26に千葉に到着します。
さすがに銚子に前泊する時間はなかったので、朝早起きして京成で成田へ行き、成田から千葉まで乗ることにします。
↑マリ116編成:クハ111-2049(11.08.31 成田駅)
普段通りの房総ローカルで、今日で運用終了とは思えませんね…。
千葉に向かう通勤客でもっと混んでいるかと思いきや、成田でどっと降りたのでボックスに2~3人埋まる程度で、時々通路を歩きまわる葬式厨が目に着く以外は、全く普段通りの普通電車でした。
↑113系から房総の田畑を望むのもこれが最後(11.08.31 酒々井→佐倉)
もうすぐ収穫の時期ですね…。
↑四街道駅0番線で成田エクスプレスの通過待ち(11.08.31 四街道駅)
四街道で多くの乗車があり、やっと通勤電車らしくなりますが、節電で運休中の成田エクスプレスの通過待ちでしばらく停車のため、先頭部はちょっとした撮影大会でした。
↑四街道駅0番線先頭車は撮影大会(11.08.31 四街道駅)
↑マリ217編成:クハ111-242(11.08.31 四街道駅)
8:16に四街道を出発して、千葉へ向かってラストスパート。
定刻、8:26に千葉へ到着し、通勤客を吐き出します。
↑千葉駅9番線に到着し、通勤客を吐き出す(11.08.31 千葉駅)
↑先頭はギャラリーに囲まれる(11.08.31 千葉駅)
↑こちらの先頭もギャラリーに囲まれる(11.08.31 千葉駅)
千葉駅はこの列車が最後だと踏んだギャラリーが多く詰めかけていました。
中にはお手製の「ありがとう」ポスターを掲げる人も…。
列車は東千葉電留線へ…そして
さて、この列車は所定では東千葉の電留線へ向かうのですが、車両交換が行われるとすると幕張へ向かうことになり、その前例もあるようです。
果たして、どちらへ向かうかというと…
↑ヘッドライトは東千葉方が点灯しました(11.08.31 千葉駅)
↑回送列車が東千葉電留線に引き上げていきます(11.08.31 千葉駅)
果たしてヘッドライトが点灯したのは東千葉方…。
そして、所定の通り東千葉へ向かって出発していきました。
ゆるやかなカーブをゆっくりと回送する113系はラストにふさわしい光景のようにも見えますが、これはこの列車がラストではないことを意味するわけで、喜ばしいと言えば喜ばしいが、ラストではないのに会社休んだ自分の立場は…。
ただ東千葉に入庫する編成は何本かあり、ここで変更がある可能性も否定できないので東千葉へ移動してみると…。
↑留置線に引き上げるマリ217編成の方向幕に注目(11.08.31 東千葉駅)
行先方向幕は「銚子(八日市場経由)」そして列車番号は「371M」…
これで夕方の運用も所定通り確定です…。
113系最終運用は9月1日午前
結局この日は所定通り銚子まで一往復半して銚子で滞泊し、翌9月1日、④の運用で銚子→千葉→成田→東千葉電留線→千葉→成東と来て、11:59に千葉着で定期運用が終了、幕張に引き上げ車両交換となり、9月1日午前まで113系が走りました。
あいにく2日連続で会社を休むわけにもいかず、最終運用を見ることができなかったのが大変残念だったのですが、比較的静かな定期運用終了前日の様子を見届けたのは良き思い出です。
この日の様子を動画でまとめましたので宜しければご覧ください。