たまの乗り物日記

乗り物(飛行機,鉄道,バスなど)に関する記事を紹介しています。

江戸川清掃工場とくつろぎの家

京成バス江戸川営業所の路線図を見ると、瑞江駅から江戸川方向に支線が出ていて「江戸川清掃工場(くつろぎの家)」というバス停があります。

以前はこの2つのバス停が同一なのか、同一経路なのか?すらわからず、完乗目当てのマニアを惑わせました江戸川清掃工場ですが、ここはどういう場所なのか、というのを紹介します。

 

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都営新宿線瑞江駅です。最近駅前ロータリー地下の駐輪場工事が完成し、綺麗な駅前になりました。京成バスの拠点でもありますが駅前ロータリーはそれほど広くなく、バス停以外に降車場に3台程度止めるのが限界となっています。実はこれが江戸川清掃工場なるバス停を必要とする所以であるのです。

元々、瑞江駅からちょっと北へ行ったところに操車場があり、中休はここで行っていました。しかし用地の都合で使えなくなったため、瑞江駅近くに操車場を造る必要があり、その場所が江戸川清掃工場の近くだったのです。

 

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ここが旧操車場です。ここまでのルートは純住宅地であり、回送とはいえ京成の大型バスが走るのはなかなか味がありました。

まだ用地は残っていますが駐車場になるようで立ち入り禁止になっています。

 

では江戸川清掃工場へ向かいます。

 

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篠崎街道との交差点を直進します。ちょうど小72が通過していきました。あれほどいたいすゞキュービックも最近は滅多に見かけなくなりました。排ガス規制もあってあと2,3年でいなくなってしまいますねぇ。

 

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ここが江戸川清掃工場バス停です。手前が降車専用、奥が乗車専用です。

かつてここが「くつろぎの家」だった頃訪れた人は「何だ同じ場所じゃないか」と思うかと思います。降車専用バス停は昔からある「くつろぎの家」のバス停そのままなのです。

 

くつろぎの家とは何かと言いますと江戸川区の老人向け施設です。元々ここには小72のうち、小岩駅一之江駅便が朝と夕方のそれぞれ3本程度、このバス停を経由していました。恐らく老人の便を図ってのものと思います。

 

移転後の操車場は実はこのバス停の前に作られました。これに伴い、瑞江駅から少し距離があることや近辺にマンションができていることも考慮し、出入庫便、及び小73,小76は直行便を運行することになり現在に至ります。

 

ではなぜ今も「江戸川清掃工場」「くつろぎの家」別々の名称なのでしょうか。まあこれは用途が別だからでしょう。今更小72を「江戸川清掃工場経由」としても老人には?でしょうし、小73や小76で小岩駅で「くつろぎの家」行と表示しても??でしょう(江戸川清掃工場も??かもしれませんが…)

ということで、どっちのバスに乗っても完乗は片方でOKです。

ただし、ここに用がないなら小72で乗りとおす方が安いでしょうけど。

 

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これが操車場です。公園を囲むようになっていて、数台が止めることが出来ます。

そういう意味では、小72で乗りとおすとこの操車場内を通ると思われますので、小72の方がいいですね。あ、そういや自分は江戸川清掃工場ができてから小72でこの区間通ってない。やばい…?

なおこの操車場が出来る前、くつろぎの家だけだった頃は、清掃工場のロータリーを回っていました。それはそれで貴重な経験でした。

 

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清掃工場バス停を100mほど進むと交差点にぶつかり、その先は旧江戸川です。

このあたりは川幅が狭く、河川敷もほとんどないので対岸の千葉県側がものすごく間近に見えます。ボールを投げれば届きそうです。

 

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清掃工場の煙突です。結構目立ち遠くからでもわかります。

 

なおくつろぎの家は交差点を左折して200mほど行った先にあります。

何気に老人には遠いかもしれません。

 

さて、帰途江戸川スポーツランドにある江戸川営業所へ行ってみました。

 

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この前までディズニー塗装だった貸切車がKaNac塗装になっていました。

 

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見慣れないE217という車号のキュービックが止まっていました。

後で調べると元金町の8121号車のようです。

うーん、こんな新しい車両が貸切兼用になるとは…。

早いうちにU-代の写真は押さえた方が良さそうです。