THE FINAL!! 113! 外房線の旅・往路(2011年9月24日)
2011年9月24日、THE FINAL!! 113!2日目は、自分にとって思い入れの深い外房線コースに乗って過ごしました。その時から早9年経ちましたが、改めて振り返ってみたいと思います。
目次
チケット争奪戦
THE FINAL!! 113!の予約開始は2011年8月23日の14時でした。当時震災後の節電対策で会社が午前だけだったので、終業後近くのマクドナルドへ行き、14時からの申し込みに備えることにしました。
ところが、JALのバーゲンフェアやANAの超割の予約と同じかなと思い、予約画面が出たらF5連打で申し込みかと思いきや、時間になっても申し込み画面が出てきません!
実はツアーパンフのPDFが差し替えとなって予約画面のリンクが貼られるという仕様だったのですが、それになかなか気づかず、さらに驚いたのは、これで申し込んでも即決ではなく、24時間以内に返事が来ると言う仕様だったことでした。
これじゃ取れるかわからないではないか…と思って井内に、ネット上で電話で取れたという報告が上がり出し、いても経ってもいられず電話予約に切り替えることにしますが、何しろつながりません。
このままマックにいても意味がないので家に帰るものの、家に帰っても全然つながらず。もうだめか…と思った17時過ぎ、ようやくつながり、無事、外房線のチケットを確保できました!
ネット上の情報を総合するに、Web申し込みよりも電話の方がはるかに確率が高かったようで、Webのみで済ませていたら間違いなく取れなかったところでした。幸い、この日午後会社が休みだったので良かったですが、普通の社会人はまず取れませんね…何はともあれ、取れてよかったです。
あとこのツアーの難点は、何号車か指定ができないことでした。せっかく113系に乗ってもモーター音が聞けないと意味も半減してしまいます。4両編成なので確率50%ではあったわけですが、二週間前に送られてきた書類を開けてみると、無事、2号車でした!
これでモーター音を堪能しながらの113系の旅となり、あとは出発を待つばかりとなりました。
両国駅
2011年9月24日、出発の日。新宿線で森下駅へ行き、徒歩で両国駅へ向かいます。
今日、ここを戻るときには113系は営業終了であると思うと少し寂しいですが、最後の旅を楽しむとしたいと思います。
7時10分過ぎに駅へ着き、3番線ホームへ向かいます。
連絡通路はグッズ購入の列が並んでいましたが、ツアー参加者列とグッズ専用列の案内がうまくいってなかったようで、せっかくの最終日だというのに殺伐とした雰囲気でした。
出発時間を考えるとツアー参加者は最初からグッズを買う時間などほとんどないのは自明なので、千葉駅で事前に販売していたのだからどうしても欲しけりゃその時買えば良かったわけだし、列が後の方だからといっても電車は待っているのだからそんなに必死に怒らなくてもいいのに、大人げない…。
てことで、一体どうなっちゃうんだろう今日は、とこの時は心配になりました。
さて気を取り直してホームへ向かいます。
そのグッズには正直興味がなかったのですが、専用ブースがあるってことでせっかくなので並び、実用的そう自由帳とクリアファイルだけ購入しました。
113系「白い砂」入線
そうこうしているうちに7:44に幕張から回送でやってきた113系が入線です。
外房線コースは116編成が当てられました。
←館山
編成 | Tc111 | M113 | M'112 | Tc111 |
---|---|---|---|---|
116 | 230 | 2094 | 2094 | 2049 |
ネット上では前日夜から話題になっていましたが、この日のヘッドマークは驚きの快速「白い砂」でした。
昨日のありがとうヘッドマークのシールと比べると、こっちのほうが絶対いい!
2010年のリバイバル運転で見たとはいえ、最後に「白い砂」が見れるとは…ジーンときました。さらには、入線時の種別幕は「横須賀線ー総武線」!営業運転時は「団体」だったので、これもファン向けのサービスだったのでしょう。
さすが、千葉支社はわかってますね。
両国駅の3番線ホームは多くの人で賑わってましたが、前日に比べると朝早いからか、今日まさか白い砂だと思ってなかったからか、心持ち人が少ないような気がしました。
2号車のモハ112-2094に乗車します。
ボックス争奪戦で神経すり減らすのはイヤだったのでロングシートに座ります。
広告はひっくり返され、113系を初めとする千葉の鉄道の写真が飾られていました。懐かしい写真もありましたが、それよりもいよいよ最期なんだなぁということを改めて実感してしまいますね…。
両国駅を出発
定刻8:21にゆっくりと出発します。
総武快速線を113系に乗るのは昨年の白い砂以来1年ぶりです。
今日は団体列車ということで速く走ったりゆっくり走ったりと、かつての総武快速のようなキビキビした走りではなかったが、MT54のモーター音と車窓を堪能します。
総武線内の撮影組は多く、中でも市川駅先端は50人くらいはいたのでは?というほど大混雑でした。
昨年の白い砂にも乗務していましたが、今日も車内販売がいました。
驚いたことに往復ずっと2名の方が乗務しっぱなしでした。お疲れ様でした!
何しろ途中ほとんどドアが開かない団体だけあって、飲み物やアイスが結構売れていたようです。
ここでこの列車限定のグッズ引換券を使いグッズを購入。正直グッズは興味なかったのですが、限定という言葉に負けて買ってしまいました。2100円しましたが…。
外房線へ
8:53に千葉到着。10分ほど停車し9:03に出発し蘇我へ。ここでも少し停車します。
蘇我駅の発車票は定期列車のときからありがとう表示をしていて話題になっていたが、今日も停車しないにも関わらず「さようなら」表示をしていて、多くの人が撮影していました。
9:12に蘇我を出発し外房線に入ります。
フルスピードで走る区間は少なかったが、運転停車もなく快調に走ります。
茂原までは先月来たばかりですが、もうこの区間を113系で通ることもないと思うと何気ない景色を見るのも気合が入ります。
蘇我を出たくらいまでは多かった撮り鉄組もだんだん減ってきて、大網を超えると各駅に数えるほどになり、最初は興奮気味だった車内もまったりモード。良い旅になってきました。
東浪見を過ぎると遠くに九十九里浜が見えてきます。いよいよ、113系から眺める最後の海です。
お弁当
時間は昼にはまだ早かったのですが、早起きでおなかがすいたのと、館山に着くまでに食事を済ませたかったのでこのあたりで弁当を食べることにします。
多くの人は両国駅で売っていた別の記念弁当で朝食、ツアーに付く弁当で昼食ってやっていたようで、なるほど賢いなあと思いましたが…。
てっきり万葉軒謹製なのかと思いきや普通の仕出し弁当ベースでした。
味はまあ普通だったが、少量ずつ小分けになっていたので運転停車の短い時間ごとに食べるには都合が良く、美味しく頂きました。
房総の海
さて勝浦を過ぎると、左側には太平洋がぐっと近づき、車内も活気が出てきます。
今日は天気も良く、海の青さがよく映えてました。
房総の113系はやっぱり海ですね。
トンネルと海の繰り返しを超え、安房鴨川へ。
今日は停車時間も短く、駅員さんに手を振られながら10:48に出発し、あっという間に内房線に入ります。
和田浦駅で撮影タイム
ここまで運転停車はあれどずっとドアは開かなかったのですが、11:02着の和田浦でドアが開き、15分ほど停車。撮影タイムとなります。
海に近く、相対式ホームの和田浦は絶好の休憩&撮影ポイント。
いつも通り過ぎるだけの駅なので気分転換にはちょうど良いですね。
116編成はもうだいぶ写真を撮ってはいるが、改めて白い砂のヘッドマークとともに撮影大会といこうと思います。
館山駅へ到着
和田浦から館山まではもう少し。
定刻通り11:47に館山駅2番線に到着しました。
さて反対側で写真を…と思ったら、209系の下り安房鴨川行が入線…。
仕方がないので、次代の普通電車とのツーショットを撮影することにします。
この後113系は一旦電留線へ引上げていきました。
2011.09.24 THE FINAL!! 113! 回9122M・館山駅
(つづく)
■本ブログ記事は以下の本館記事を再構成したものです。