総武快速線113系 朝ラッシュの活躍
横須賀線・総武快速線は区間や時間帯によって様々な顔を見せてくれますが、何といっても通勤輸送が一番輝く瞬間でしょう。
しかし3ドアセミクロスという113系の仕様は特に乗客の多い総武快速線では不釣合いなものになっており、ご存知の通り現在のE217系では4ドアになりました。 この効果はてきめんで、真っ先にE217系に置き換えられた成田空港7:00発の最混雑時間帯を走る快速がたまに運用の都合で113系が来た途端に5分遅れ…とかいうことはざらでした。
よってE217系の追加投入に当たっては、千葉以遠から来る上り電車を優先的にE217系を入れることになり、やがて津田沼発のみが113系になるという、本来近郊型であったはずの113系にとってはある意味屈辱的なダイヤになります。
しかしそれも長く続かず、98年の時点では津田沼8時過ぎのピークからやや外れた2本だけが残るのみとなり、98年12月改正ではいよいよ8時台に東京駅に到着する電車から113系がいなくなることになります。
そこで改正を前に通勤時間帯の113系を撮ろうと思って津田沼駅で撮ったのがこの写真です。
↑津田沼駅に到着する下り電車。折り返し892Fとして東京へ向かう。
↑大勢の通勤客が並ぶ津田沼駅に入線する113系。折り返し890Fとなる。
津田沼始発の113系は基本的に2番線発ですが、朝に限り下り快速がホームの1番線に到着しそのまま折り返す運用がありました(今はあるのかな?)。
津田沼行が4本続いたりする時間もあって随分千葉冷遇ダイヤだなあと思いましたが、1番線で慌しく折り返す113系というのはあまり見ないだけにラッシュ時だなあという印象を強くする光景でした。