たまの乗り物日記

乗り物(飛行機,鉄道,バスなど)に関する記事を紹介しています。

オール1500番代編成の思い出

当線の113系は幕張・大船区に最盛期は50本以上が配置されていましたが、そのうち一番印象に残る編成は?と言われれば、何といっても幕張に2本配置されていたオール1500番代編成と言えるでしょう。 

当線の113系は、ATC対応の1000'番代及び1500番代が使われていたのは周知の通りですが、一番最後に増備されたのは、1981年10月の津田沼-千葉間複々線化の時で、この時幕張区に11両編成*2本が増備されました。

それまで1500番代は1000番代の編成に混じっているに過ぎなかったのですが、このときは編成単位での増備となったため、サロを除く全てが1500番代という美しい編成でした。そしてこの編成は、編成番号こそ何度か変わるも、99年夏に運用離脱するまでオール1500番代の編成美を保っていました。一番最後はマリ104・107編成を名乗っていました。 

[幕張区マリ107編成]
↑千葉
11:Tc111-1506
10:M 113-1522
9:M'112-1522
8:T 111-1511
7:M 113-1523
6:M'112-1523
5:Ts110-1275
4:Ts110-1276
3:M 113-1524
2:M'112-1524
1:Tc111-1606
久里浜

113_004.JPG
↑マリ107編成:クハ111-1506(98.6.1 津田沼駅

113_005.JPG
↑マリ107編成:クハ111-1606(98.10.19 津田沼駅

最も2編成のうち、マリ104編成は4号車のサロがサロ113であり、マリ107編成は2両ともサロ110-1200でした。このため編成美という点ではマリ107編成のほうが上で、グリーン車に縁のない私はマリ107編成の方が好きでした。といっても末期はサロ113全廃によりサロ110-1200が代わりに入ったので、どちらも同じ編成美になりましたが。

余談ながらこの写真は10時過ぎの津田沼駅ですが、平日のこの時間に走る113系津田沼折り返し電車は先行の千葉始発のすぐ後を走るためにガラガラで、たまに窓を全開にして旅行気分を味わっていたものでした。研究室に好きなときに行けばいい大学生だったからこそできた贅沢であります…。

[幕張区マリ104編成]
↑千葉
11:Tc111-1505
10:M 113-1519
9:M'112-1519
8:T 111-1510
7:M 113-1520
6:M'112-1520
5:Ts110-1273
4:Ts110-1237
3:M 113-1521
2:M'112-1521
1:Tc111-1605
久里浜

113_007.JPG↑マリ104編成:クハ111-1505(津田沼駅

113_008.JPG
↑マリ104編成:クハ111-1605(津田沼駅

もう1編成のマリ104編成です。この頃にはすでに2両ともサロ110-1200になっていました。 

最後まで残って欲しい編成だったのですが、残念ながら99年夏に運用離脱になりました。その後はサハを除き房総ローカルへ転出。しばらくはそのまま活躍していましたが、リニューアル工事を受けたため現在は昔の姿からは多少変わってしまいました。しかしリニューアル工事を受けていることから当面は房総ローカルでの活躍は期待できるものと思います。 

113_006.JPG
↑房総ローカルに入った直後のマリ73編成(旧マリ107編成)(千葉駅)

現在はリニューアル工事を受けている。