たまの乗り物日記

乗り物(飛行機,鉄道,バスなど)に関する記事を紹介しています。

京成バス佐倉営業所:日赤線馬橋入口便

京成バス佐倉営業所日赤線の馬橋入口便(⇒ちばグリーンバス本佐倉線⇒2004.5.31で廃止)の乗車記録です。

この路線は京成佐倉駅から京成酒々井駅を経由して日赤病院まで至る路線と、京成酒々井駅から馬橋入口まで至る支線で構成されていました。

今回は馬橋入口便に乗ることにします。

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この路線は平日と土曜に2便だけしか走っていません。用途が何なのかその時は理解できませんでしたが、会社員なので土曜にしか乗れません。まあ土曜だけ走っているだけマシなものです。

ということで2000年5月20日京成電車に乗って京成酒々井駅に向かい、12:00発のバスに乗ります。


京成酒々井駅ロータリーに止まる馬橋入口行

バスはU-LV324Lで車体は富士7E製でした。大型車ですが自分以外誰もいません。

ま、こんなものかと思ったら… 途中の酒々井小学校から小学生が大挙して乗り込み、車内は一気にスクールバス状態に…。 なるほど、だから平日と土曜だけ運行で、土曜は昼で平日は午後なのね。

非常に肩身の狭い思いをしながら、バスは馬橋入口に着きました。 どん詰まりのバス停ですが、道自体はそれなりに幹線を走るので特に印象はありません。1日2本しか来ないのにちゃんと折り返し場がありました。

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↑終点の馬橋入口 バスは折り返し田町車庫行になります。回送みたいなものです。

これに乗っても良かったのですが、実は馬橋入口はちょっと歩くとJRの南酒々井駅です。なので折り返しは敬遠して駅まで歩きました。

南酒々井駅は東京への通勤も可能なのに無人駅です。何度か通ったことのある区間ですがホームに立ったのは初めてでした。すごく田舎に来たような気がしましたねぇ。

さてこの馬橋入口便ですが、その後小学校の完全週休2日制導入後どうなることかと思ったのですが、しばらくそのまま走っていましたが、2004年に酒々井町がデマンド運行による乗り合いタクシーを運行したことで、5月31日限りで廃止になりました。

線名の由来となった日赤病院系統は、元々日赤病院の近くに公津の杜駅ができてから本数も少なく青息吐息状態であり、グリーンバスになってから酒々井町成田市の境に近い伊篠で打ち切られ、さらに前述の乗り合いタクシー運行により京成酒々井駅までに短縮されてしまい、これらは思い出となってしまいました。線名もグリーンバスになったときに現存する路線における途中の地名である本佐倉線になってしまっています。


↑廃止になった京成佐倉駅発日赤病院行

最近は補助金をやめ、自治体自らがバスなどを走らせて既存の事業者が撤退するようなケースが多く、効率化を考えるといいのかもしれないですが路線バス然とした路線が次々になくなるのはどうかなあ、と趣味的には思っております。