たまの乗り物日記

乗り物(飛行機,鉄道,バスなど)に関する記事を紹介しています。

ちばレインボーバス:神崎線

ちばレインボーバス神崎線の乗車記録です。

神崎線はJR津田沼駅を出発し八千代緑ヶ丘駅、千葉ニュータウン中央駅を経由しJR木下駅までの28.4キロを結ぶ、京成バスグループの長距離路線として知られています。

ただし特に津田沼側の国道296号線の渋滞が激しいことから、全線直通する便はほとんどありません。数年前までは上りは木下駅から津田沼駅まで直通する便が多かったため、同じちばレインボーバスの白井線・木下線と共に西船橋駅⇒白井車庫⇒木下駅津田沼駅と攻めるのが好都合だったのですが、2003年以降ほとんどの便が船尾車庫や八千代緑ヶ丘駅で分断されてしまっています(ただし、その頃はなかった乗り継ぎ制度が今はあるため、かかる費用的には今の方が都合がいいかもしれません)。

さてこの神崎線は日中1時間に1~2本あるため、乗車はそれほど難しくはないのですが、いくつかの支線があってこれが難度を上げています。

まずは、八千代緑ヶ丘~八千代西高校~睦小学校線。これは見ればわかるように通学用で、平日の朝と夕方のみ走っています。
以前は土曜も運行されていて、第2,4土曜に乗るのが好都合(誰も乗ってないので)だったのですが、学校の週休2日制導入で土曜運休になってしまったので社会人には厳しくなってしまいました。つくつぐ完全週休2日制になる前に通学用バス路線に乗っておいてよかったと思うところですが…本題に戻るとそんなわけで平日学生に揉まれなければ乗れないですが、時間帯は悪くないのでそれほどきつくはないです。

問題は残りの支線です。

八幡神社経由便
秀明大学非経由便

Kanzaki_Line.GIF

前者は八千代緑ヶ丘手前の新木戸交差点以降も国道296号線を走り、八幡神社バス停を過ぎてから八千代緑ヶ丘駅へ至るもので、以前は国道296号線を通り勝田台駅へ向かっていた路線が廃止になったためのエリア確保用と思われます。

後者は秀明大学周辺に団地ができたため、ほとんどの便が住宅内を走る中、旧ルートを走るものです。 要するにエリア確保用のため、この区間を走る便は少なく、2002年時点で往復とも始発の1往復のみでした。

神崎線は長距離路線のため始発が早く、船尾車庫発の上りは5:30、その折り返しである下りも津田沼発6:17でした。特に上りに至っては船尾車庫という他の交通機関のない場所に5:30にたどり着くのは不可能なので、必然的に下りに乗るしかないのですがこれもまた厳しいのでした。

しかも、八千代西高校・睦小学校支線とかならばまだローカルな景色が楽しめそうですが、これはエリア確保用で大して面白くないし…と思うのですが完乗にはやむを得ないので決行することにします。

2002年1月2日、正月休みを使ってこの路線を片付けることにしました。 私は京成沿線住民なので、津田沼6:17は行けない時間ではないのですが、東葉高速で八千代緑ヶ丘へ行き、そこから新木戸まで歩いた方が寝坊できることがわかり、そうすることにしました。

ところが…八千代緑ヶ丘駅から新木戸まではかなり遠かったです。最後は足が棒になるくらい走り、やっと新木戸バス停だ…と思ったらバスがバス停を過ぎようとしてました。えー!!何のために早起きしたんだ…と思ったところ、その必死の形相が伝わったのか(笑)バスはバス停を過ぎたところで停車し私を乗せてくれました。いやあ、恥ずかしかったです。

乗ってしまえば、クルマでよく通る国道296号をちょろっと通り、左折してさっき降りた八千代緑ヶ丘駅へ到着です。たったこれだけのことなんですが…。 あとは北上して秀明大学非経由を堪能し、ちょっと住宅街を散策して秀明大学から上り便に乗って再び八千代緑ヶ丘駅へ戻り、自宅へ帰りました。

大変な思いをしたのですが、所詮隣の市への出来事なので9時には家に戻っており、箱根駅伝でも見ていたように思います。

そんなつらい思い出の路線ですが、秀明大学非経由便はその後なくなりました。でも八幡神社経由は未だ残っています。なので早起きしなければならないことは今でも変わりありません。しかし、八千代緑ヶ丘駅から歩くのは賢明ではないです。20分以上かかると見て良いでしょう。早朝で296号線が混むこともなく、早着の危険性も考えると、津田沼駅から乗ることをお薦めしたいと思います(って、誰が乗るんだろう…)