東京・有楽町を走る113系（05年9月24日）

04年10月16日改正で東海道線に入ったE231系は当初は朝ラッシュ時に入る113系の運用に入る程度でしたが、その後急速に勢力を拡大してゆきます。 E217系が横須賀線・総武快速線の113系を置き換えるのに5年かかったのに比べたことを考えると大幅なハイペースでした。

05年9月の時点で、すでに残りは3分の1にまで減少した状態でした。ただしファンというか人間は勝手というかいい加減なもので、3分の1を「あと3分の1しかない」ととらえるか「あと3分の1もある」ととらえるかというと特に見慣れた近郊型電車であることを考えると、後者の方が多いのだろうと思います。

事実、3分の1もあれば211系と同じ比率ですので、日中でも1時間も待てばそれなりに113系がやってくる状態なので、まだそれほど苦労するレベルではなく、それが「あと3分の1もある」と考える原因なのだろうと思います。ところが残り3分の1を過ぎると急速に減ったことを実感し、あれよあれよと残り数本となって慌てて記録に走る人が増えるわけですが…。

さてかく言う私も仕事などで東海道線を時々使ったりしつつも、113系を狙って乗ったりすることはあまりしていなかったのですが、一念発起して05年9月の3連休で113系を抑えに行くことにしました。

まずは東京駅・有楽町を走る113系を記録することにしました。東海道線と言えば…というシーンはいくつもあると思いますが、ビルの谷間を走るグリーン車付15両編成というダイナミックな光景は欠かせないシーンだと思います。

この日は台風が迫っていたこともあり、3連休だというのに113系を狙うファンは誰一人としていませんでした。あと半年でいなくなるというのに…。

↑コツK51編成：クハ111-553（05.09.24 有楽町駅）