113系、一路熱海へ(05年9月25日)
月並みな景色が続く東海道線ですが、相模灘に沿って走る小田原-熱海間の一面に海が広がる光景は日本の鉄道路線の中でも屈指の景勝といって間違いないでしょう。
この区間を、113系のボックスシートに収まり、MT54のモーター音をバックに眺めるのは最高の贅沢であると思います。
翌日の05年9月25日、今日は熱海まで113系で往復し、この景色を堪能しに行くことにしました。
台風は無事通過してくれたため、風はやや強かったものの天候には恵まれそうでした。
さて113系はすでにかなり本数を減らしており、東京発の列車という観点ではそんなに減った実感はないのですが熱海行という観点ではきちんと調べないと大変なことになります。
調べた結果、東京10時台はほとんどが所定113系の運用なので、多少E231系が来ても見送れば113系で熱海まで行けそうな感じでした。
↑コツK69編成:クハ111-230(05.09.25 東京駅)
↑10:23発525Mは113系11両(05.09.25 東京駅)
幸い10:23発525M伊東行は113系の11両でした。これに乗ってまずは根府川へ行くことにします。11両なので混雑を心配しましたが、後続が快速アクティーだったためガラガラでした。
[国府津区コツK69編成]
↑東京
11:Tc111-230
10:M 113-2094
9:M'112-2094
8:T 111-1036
7:M 113-2095
6:M'112-2095
5:Ts110-1261
4:Tsd124-12
3:M 113-2096
2:M'112-2096
1:Tc111-1405
↓熱海
525Mは途中大船、平塚、根府川で特急や快速に抜かれ熱海まで2時間以上かかる東海道線の普通としては鈍足な列車でしたが、走ってしまえば113系11両の堂々たる走りを堪能できちょっとした旅行気分になりました。
↑中電らしく新橋まではゆっくりと、新橋からはスピードを上げて山手線を抜き去る(05.09.25)
↑コツK69編成:クハ111-1405(05.09.25 平塚駅)
K69編成の熱海方は1000'番代であった。ここでE231系のアクティを退避するため小休止
↑早川を過ぎると一面の海(05.09.25 早川-根府川)
12:04に根府川へ到着。ここで下車します。
525Mはここでスーパービュー踊り子を退避するため5分停車です。
↑コツK69編成:クハ111-230(05.09.25 根府川駅)
ここでスーパービュー踊り子を退避する。まわりは一瞬の静寂が…
根府川で降りたのはここで降りたほうがまっすぐ熱海まで行くよりも安かったのと、まだこの駅で降りたことがなかったからでした。
根府川と言えば有名な撮影ポイントだった白糸川橋梁で知られる場所ですが、防風壁ができてしまったため、今では撮影することが出来ません。なので海辺に行こうと思ったのですがこの駅は断崖の上にあるため思いのほか海岸線まで遠く、諦めて次の電車で熱海へ行くことにしました。
ところが後続の781Mはわずか5分後に来るも、所定113系のはずが今日はE231系。
うーん、次の785Mは11両なので113系確定ですが、何もないこの駅で25分も待つことになってしまいました。
まあ、何もないのも良いことです。
↑コツK44編成:クハ111-245(05.09.25 熱海駅)
[国府津区コツK44編成]
↑東京
11:Tc111-245
10:M 113-304
9:M'112-304
8:T 111-1509
7:M 113-303
6:M'112-303
5:Ts110-1228
4:Tsd125-5
3:M 113-311
2:M'112-311
1:Tc111-2060
↓熱海
休日の昼下がりとあってほどよく空いていました。
トンネルと海が続く景色を楽しみ、16分ほど乗り、3連休で賑わう熱海へは12:55に到着しました。
■本館記事(http://tamazo-diary.seesaa.net/article/15747826.html)もご覧ください。