東海道線113系、最後の週末(06年3月12日)
3月17日に撤退する東海道線の113系にとって、3月11日・12日は最後の週末となりました。 幸いこの日は晴れており、絶好の撮影日和となり多くのファンが沿線に見られました。私は朝渋谷に行く用があった後、13時まで時間があったためこの時間を利用して113系を見に行くこととしました。
迎えるのは東京11:19着の798Mです。品川駅から乗ることにしました。 普段から休日となるとファンの姿がちらほら見かけるこの駅ですが、ちょうどリゾートしらかみの展示会も開かれており普段以上にファンだらけとなっておりました。
そんな中普段は入線前はひっそりしている5番線ホームは、到着前から人だかり状態でした。
↑ひと目で113系狙いとわかる連中達(06.03.12 品川駅)
乗車した798Mの車内もカメラ片手に歩き回る人がちらほら…。でも大多数は新聞や携帯片手の客ばかりの普段の光景で、この光景があと1週間で見られなくなるとは信じられない思いでした。
さてわずか9分で東京駅9番線に到着です。 すると…先頭部はホームが狭いこともあって大混雑でした。
2月頃から113系の写真を追いかける人が増えていることはたまに東京駅で見に行った状況から感じていましたが、この日の状況は想像以上でした。 うーん、こんな感じだと最終日が思いやれます…。
9番線からはこんな写真を撮るのが精一杯でした。
逆側の8番線はまだ人が多くなく、こちらで何とか写真は確保できましたが…。
↑コツS81編成:クハ111-2156(06.03.12 東京駅)
せっかくなので、折り返しの11:33発の3757M快速アクティーに乗ることにします。
普段は増結編成はボックス席を占拠できるほど乗客が少ないのですが、今日は結構埋まっていました。客層は行楽客、用務客、ヲタがそれぞれ3分の1ずつという感じでしょうか…。 そして車窓には驚くほどのカメラの嵐。。。
1ヶ月前ですらここまでいなかったのに、どうして皆直前にならないと動かないのかなあと思いましたが、京浜東北線・横須賀線・京浜急行と併走しながらMT54モーター音を快適にうならして快走する様はまさに至極のひと時。品川で降りるはずだったのですが気づいたら横浜におりました…。
きっと13時の待ち合わせ時間がなければ熱海まで行っていたに違いありません…。 先の記事にも書いたように、日中は上下合わせれば大体1時間ちょっと待てば113系の姿が見られるので、それに時間を合わせればまだ113系の活躍は容易に見ることが出来ました。
しかしギャラリーが増え続けるということは最終日まで先が見えてきたことを意味します。あとわずか5日。寂しさを感じられずにはいられませんでした。
■本館記事(http://tamazo-diary.seesaa.net/article/15747997.html)もご覧ください。