たまの乗り物日記

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2010年夏に運行された快速白い砂号(2)

2010年7月31日(土)。この夏運転された快速白い砂1号に乗車することにします。

目次

両国駅にて

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↑白い砂1号の宣伝ボードがお出迎え(10.07.31 両国駅113_196.JPG
↑3番線のレトロな駅名標がちょっとしたフォトスポットになってました(10.07.31 両国駅

白い砂1号の始発駅は両国駅です。 普段旅客列車の発着のない3番線ホームには、白い砂号の装飾があちこちにされ、気合が入っていました。
7:40、幕張からやってきた113系が入線してきます。


↑白い砂1号の両国駅の入線動画(10.07.31 両国駅113_197.JPG
↑マリS71編成:クハ111-1129(10.07.31 両国駅113_198.JPG
↑マリS71編成:クハ111-1444(10.07.31 両国駅

今日の編成はS71編成でした。6両編成と往年の11・15両に比べると寂しい限りですが、オール1000番代なのはやはり総武快速線らしくて素晴らしいですね。 そしてヘッドマークも往年のものとは若干違うようですが、昔懐かしい感じで良い感じです。

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↑方向幕は味気ない「臨時」(10.07.31 両国駅

方向幕は味気ない「臨時」でした…。団体列車ではなく自由席もある旅客列車なので、「館山」にしてほしかったのですが、外房線経由なので乗り間違いを防ぐためなのでしょうか?ちょっと残念でした。

前面幕も「臨時」でしたが、こちらも「快速」か「横須賀線総武線」(これは横須賀線に乗り入れないのでさすがにやり過ぎかもですが…)にしてほしかったところです。

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↑「自由席」掲示(10.07.31 両国駅

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↑「指定席」掲示(10.07.31 両国駅

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↑「指定席」ステッカー(10.07.31 両国駅

各車両にはきちんと「自由席」「指定席」のサボが差し込まれていました。どうも183系のものを流用しているようです。 そして指定席車のボックスには指定席掲示もきちんとされていました。 これを見る限り、残りの運転日はすべてS71編成だけになりそうですし、実際最終日まですべてS71編成が充当されました。

総武快速線を快走

定刻7:53に両国駅を出発します。
さてこの白い砂1号、やはり見どころは1999年12月3日の113系最終日以来、11年ぶりに総武快速線113系が客扱いするところかと思います。 ガラケーで撮影したので醜いですが、錦糸町船橋津田沼→千葉の2区間で動画を撮影しました。


錦糸町船橋間の車窓動画(10.07.31)


津田沼→千葉間の車窓動画(10.07.31)

久々のMT54モーター音を聞きながら総武快速線を走るのはもう最高です! 欲を言えば、中途半端に通過するので途中途中徐行運転するくらいなら、ちゃんと快速の停車駅に全部止まってくれるとありがたかったですが、それは贅沢というものでしょう。結構駅間も飛ばしてくれたのもよかったです。

千葉駅にて

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↑千葉駅の白い砂1号の発車標(10.07.31 千葉駅)

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↑自由席は大混雑(10.07.31 千葉駅)

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↑指定席はガラガラ(10.07.31)

千葉駅を8:28に出発し、蘇我に停車したのち外房線へと入っていきます。
外房線自体はまだ113系が走っていますが、この白い砂1号、蘇我を出ると茂原、大原と大網、上総一ノ宮ですら通過するという豪快な走りっぷりで、今や全列車停車となった鎌取や土気を通過するのも愉快で楽しかったです。
が、千葉駅停車中に自由席の様子を見ると大混雑でした。 完全に113系目当ての人しかいないわけではなかったのは良かったのですが、夏休みの活気あふれる姿というよりは、自由席が2両しかないからのほうが理由でしょう。事実、4両ある指定席はガラガラなうえに、満席という放送が流れていたのに、半分くらいしか乗っていませんでした。恐らく指定券だけ買って乗らない不届きものが多かったのだと思いますが、立たされている一般客からクレームとかなかったのでしょうか。 せめて自由席を2両じゃなくて3両にするとか、乗車整理券にして空き席は千葉から開放とするとかできたような気がしましたね。
結局、自由席の混雑は9:24着の御宿、9:30着の勝浦で結構な下車があるまで続いたようでした。

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勝浦駅で大量下車(10.07.31 勝浦駅

安房鴨川駅にて

勝浦からは海を見ながら進み、安房鴨川を9:58に到着すると内房線に入ります。
すでにこのとき館山から安房鴨川までは日中113系が走らなくなっており、今回の館山行臨時は貴重な存在になっていました。

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外房線を完走し、安房鴨川駅でも多くの乗客を降ろす(10.07.31 安房鴨川駅

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安房鴨川駅の発車標(10.07.31 安房鴨川駅

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↑マリS71編成:クハ111-1129 5分停車の間に撮影タイム(10.07.31 安房鴨川駅

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↑マリS71編成:クハ111-1444 5分停車の間に撮影タイム(10.07.31 安房鴨川駅

館山駅にて

千倉で太平洋とはお別れし、定刻10:50に館山へ到着。 3時間の乗車でしたが、全く退屈することなく楽しいショートトリップでした。
あちこちで写真撮影が行われてました。

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↑無事終着駅に到着した快速白い砂1号(10.07.31 館山駅

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↑マリS71編成:クハ111-1129を記念撮影(10.07.31 館山駅

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↑マリS71編成:クハ111-1444とともに記念撮影(10.07.31 館山駅

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↑マリS71編成:クハ111-1129(10.07.31 館山駅

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↑マリS71編成:モハ113-1263(10.07.31 館山駅

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↑マリS71編成:モハ112-1263(10.07.31 館山駅

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↑マリS71編成:モハ113-1257(10.07.31 館山駅

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↑マリS71編成:モハ112-1257(10.07.31 館山駅

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↑マリS71編成:クハ111-1444(10.07.31 館山駅

長年変わらぬ光景だった房総の113系も先が見えてきた中、一番光り輝く夏臨である白い砂号を運転してくれたJR東日本千葉支社には改めて感謝したいと思います。

 

■本館記事(http://www.tamazo-diary.net/article/158173522.html)もご覧ください。