たまの乗り物日記

乗り物(飛行機,鉄道,バスなど)に関する記事を紹介しています。

最後まで残った1500番代クハ

先日の記事のとおり、オール1500番代編成は99年夏に運用離脱してしまったのですが、1500番代のクハ自体は、11月末まで運用に入っていました。マリ106編成のクハ111-1504です。 

[幕張区マリ106編成]
↑千葉
11:Tc111-1504
10:M 113-1128
9:M'112-1128
8:T 111-1022
7:M 113-1197
6:M'112-1197
5:Ts110-1252
4:Ts110-1238
3:M 113-1261
2:M'112-1261
1:Tc111-1363
久里浜

113_015.JPG
市川駅に入線するマリ106編成(99.11.21 市川駅

この写真は駅前にあるダイエーの休憩所から撮ったものです。引退を直前に控えたこの時期、駅からの写真だけでなく総武快速線を走っている姿を撮りたいと思い、いろんな所から写真を撮っていました。肝心の電車の姿がとても小さいのですが、なかなかいい構図の写真が撮れたのではないかと思っています。

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↑マリ106編成:クハ111-1504(99.11.21 津田沼駅

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E217系との並び(99.11.21 津田沼駅

1500番代のクハは、タイフォンの位置が下にある1000'番代が多数を占める当線ではとても目立つ存在でした。また一見0',2000番代と同じ顔に見えますが、実はライトとタイフォンの場所が一段高い場所についているので、良く言えば引き締まった、悪く言えば間の抜けた形になっているのが特徴ですが私はこの1500番代が好きでした。

1500番代のクハがなぜ0',2000番代と違う顔つきなのかは諸説あるようですが、私は同時期に製造されたこれらの番代に差をつける必然性がない以上、単に設計者の意向によるだけじゃないかなと思っています。コスト的には逆行しますが、番代ごとに差をつける国鉄設計人の趣味心をくすぐる心意気には敬意を表したいと思います。

 このクハ111-1504を含む106編成ですが、最終日の12月3日を待たず運用を離脱し、最終日は全て1000'番代のクハが連結された編成が運用されました。