最後まで残った原型青シート車
113系や103系のシートモケットは青一色でしたが、乗客の目を引く部分であるからかJR東は積極的なモケット取替えを行いました。
当時増備していた205系や211系が暖色系のモケットだったこともあり、ベージュ色のモケットに取り替えられていたのですが、化粧版が淡緑色のままだったので似合わないこと!さすがに不評だったのか紆余曲折の上、現在の淡いブルー、要は色系統としては先祖がえりしたものに落ち着きました。
↑モハ113-322:現在の未更新車のシートモケット(05.09.24 東京駅)
横須賀線・総武快速線の113系も末期はほとんどの車両がこのモケットでしたが、唯一マリ110編成のモハ113・112-1142だけは、原型青シートのままでした。どういう理由かは定かではないですが何か検査入場の際モケット取替えの行われない工場にでも行ったのでしょう。
[幕張区マリ110編成]
↑千葉
11:Tc111-1036
10:M 113-1254
9:M'112-1254
8:T 111-2012
7:M 113-1253
6:M'112-1253
5:Ts110-1285
4:Ts110-1286
3:M 113-1142
2:M'112-1142
1:Tc111-1450
↓久里浜
原型シート車は2,3号車でした。9,10号車とかと違いここはなかなかガラガラということがなく写真を撮ることが難しかったのですが、運良く千葉行か何かでこの編成に当たることができ折り返し中に写真を収めることが出来ました。
↑引退直前まで見ることの出来た原型青シート
もっともこのシート、ちょっと前まではいろんな編成でお眼にかかれたのですが…やはり気づいたら写真、というのが重要ですね。
このモハ113・112-1142、1000'番代にしては若番でかつ未更新ということもり、99年夏を前に運用を離脱した後は転属することもなく7月に廃車となりました。