113系3800番代-何だこれは-
4月22日-23日で北近畿方面へ旅行へ行ってきました。本題の旅行記は本館を参照いただくとして、現地で見かけた特徴的な車両をいくつか挙げたいと思います。
4月22日、城崎温泉から播但線に乗って姫路へ向かうことにしていたのですが、城崎温泉-姫路間は100キロを越えてしまうので特急料金節約のため豊岡まで先行する普通電車に乗ることにしました。
城崎温泉17:05発の福知山行は113系3800番代2両編成です。113系3800番代はこの区間をワンマン運転するために改造された車両です。
↑クモハ113-3806(06.04.22 城崎温泉駅)
クモハ113は原形(といってもこの車両自身800番代化されたときの先頭車改造車ですが)でした。ただ先頭窓はJR西で流行っている金属押さえ窓ですがこれが113系の先頭を台無しにしています。JR東でも103系などで金属押さえにしている車両が多く私などはがっかりしているのですが、これを見るとまだマシに見えてしまいます。本当にJR西の改造能力、というか美的センスには呆れ果ててしまうところです。
でもまあ、次の写真を見ると、これなんかかわいげがあるんですよね…。
↑クモハ112-3806(06.04.22 城崎温泉駅)
----一体どうすればこういう改造が出来るんでしょう。コスト削減のために無理やり先頭車にしたそうですが、金の浮かし方を間違えているとしか言いようがありません。この警戒色なんか旧型国電そのまんまです。
乗ってみれば、MT54のモーター音などは113系そのままですが、もはや別物と言いたいくらいの無様な改造に種車はきっと泣いていることでしょう。。。
JR西はまだ山陰線などに113系はそれなりに残っていますが、これらの改造によりほとんどが見るに耐えない状況になっています。もしかしたら113系最後の地になるかもしれないのですが、最後がこれじゃ嫌だなあ…。