たまの乗り物日記

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クラスJでビジネスクラス体験

ANAに比べて国際線機材の多いJALは以前から国内線に国際線機材が投入されることが多かったのですが今年はB747-300が投入されています。

これはB777が横10列化の改修に入っておりB777相当の旅客機が不足していることや、国際線の便数減によりB747-300が余っていること、4発機のB747を燃費のかかる国際線より国内線で飛ばしたほうが効率がいいこと、などが理由としてあるようです。

 

さてJALスーパーシートがなくなりクラスJになったことで、ビジネスクラスはクラスJとして運用されています。ということはわずか1000円でビジネスクラスの席に乗れることになります。またJALはバーゲンフェア運賃等での事前予約が可能なため、ANAに比べはるかに楽にビジネスクラスの席に乗ることができるのです。これは使わないわけにはいかないですねぇ。

 

この機材の捕まえ方ですが、まず紙の時刻表で機材が「747」である機材、もしくはWebで予約検索をかけ、クラスJが白抜きB747を探します。

ただし紙の時刻表は最近機材変更が多く以前ほど当てにならないような気がするのでWebがいいと思います。

 

「747」はB747-400D以外のB747、白抜きは旧スーパーシートや国際線ビジネスクラスがクラスJとして使われていることを示していて、それには純粋な国内線B747も含まれており単純にイコール国際線機材というわけではありませんが、国内線B747は今やJA8170の1機のみとなっており、また輸送力が必要な羽田-那覇線に最近ほぼ張り付き状態なので、逆に言うと那覇線以外の札幌線や福岡線で747だった場合は国際線機材の可能性が高いといえます。

ただし6月の時点では那覇線にも国際線機材が入っていました。夏休み中の繁忙期には入らないと思いますが9月以降は再び入るかもしれません。その場合はWebのシートマップで確認する必要があります。

JA8170は旧スーパーシートがAコンパートに25席がクラスJになっていますので、それ以上のクラスJが設定されていれば国際線機材です。

 

あとは当日まで機材変更が起きないことを祈るばかりです…。

 

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今入っているのはB747-300のリゾッチャ塗装のようです。目立つ塗装なのでひと目でわかります。

ただし、元をたどればこのB747-300は国内線機材でした。国内線へのB777-300投入に伴い、国際線に転出したのです。なのでいわゆる出戻りですね。

 

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ビジネスクラスはスカイラックスシートで、最新ではありません。ただ国内線でプラス1000円の座席だったらこれで十分すぎるでしょう。

また以前はビジネスクラス利用でもシートTVは利用できませんでしたが、今期は利用できるようです。なので映画などが見ることができます。もっとも国内線では往復この機材を選んでも見切れないと思いますが、那覇線だったら見終わるかもしれません。

ちなみにB747-300でTVがあるのはビジネスクラスだけなので普通席はその恩恵は受けることは出来ません。こう考えるとJALで普通席を選ぶのはアホらしいですね。クラスJが高搭乗率なのもわかるように思います。

 

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さてビジネスクラスを引き当てられずに国内線機材だとこうなります。

スーパーシート時代のJA8170です。今はこの座席がクラスJになっています。

高級感はあるのですがシートがへたっていてどうかなあ?と思ってしまいます。今はクラスJなのでまだいいですが、スーパーシート4200円がこれってのはなあ、って今思うと感じます。

機体が古いこともあり、これだったら普通のクラスJ装着機のほうがいいかもしれませんね。